ヌンチャクで卓球・・・
一見不可能に見えるこの組み合わせですが、
実は一人だけ、世界中にたった一人だけ達成可能な人物が存在します。
それは伝説の映画スター【ブルース・リー】です。
一時期ネットを騒がした映像なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
今回はこの動画の真実についてご紹介していきます。
目次
この動画は本当?それともフェイク?
この動画の真実ですが・・・実は携帯電話端末メーカー「NOKIA」のCMです!
調べたところ、どうやら2009年に発売されたN96という機種の販売促進を目的に作られたものです。
本物と思ってテンションが上がった方には申し訳ないですが、完全にフェイクとなっています(;^_^A
ブルース・リーではない?ヌンチャクで卓球している人は誰?
もちろん「ブルース・リー」本人がヌンチャク片手に卓球をしているわけではありません。
登場するアクターの詳細は公開されていないのか調べても出てきませんでした。
情報が出次第追記します。
元卓球部の視点でこの動画を見ると・・・
ちなみにブログ主は中高と卓球部に所属していていました。
元卓球部の視点でこの動画を解説していきます。
まず、ラケットを持っている中国人風の2人は中国式のペンホルダーを使用しており、かなりの腕前に見えます。
また、ピン玉のCGに関してですが、ぶっちゃけ非常に怪しい動きをしています(;^_^A
なぜ怪しいと感じるかというと、
「体の向き」
「ラケットのスイング」
「ラケットの向き・角度」
などから予想できる玉の動きと動画の玉の動きマッチしていません。
例えば、卓球経験者が映画「ピンポン」を見ると、必ずピン球の動きに違和感を感じるのと同じです。(ピンポンのピン球はCGです。)
ではなぜ本物のように見えてしまうかというと、
・あえて画質を荒くする
・障害物を作る
・手振れさせる
など、様々な工夫が凝らされているので、卓球経験者でもあまり違和感を感じることなく映像に没頭できてしまいます。
0.56~からの一連のラリー以外はそこまで違和感を感じることはありませんでした。
ヌンチャクで卓球は可能なのか
結論を先に申し上げるとヌンチャクで卓球は不可能です。
卓球経験者なら誰もが即答できます(;^_^A
経験上、この映像を見た瞬間にフェイクと断定できました。
まず、ヌンチャクのようにミートポイントの小さい物体に高速で飛んでくる直径35~40mmの玉を正確に当て続けるのは不可能です。
さらに、ピン球には常に複雑な回転がかかっているため、卓球プレイヤーは常に回転の性質と量を予測し、相手が打った打球の軌道、そして、自分のラケットの角度や摩擦量などを考慮して打ち返します。
これが本当にシビアで難しい!
少し予測が外れただけでピン球を相手のコートに返せなかったり、甘く返ってしまい強打の餌食となります。
この超シビアな回転の予測をしながらヌンチャクに上手く当てることなど、例え「ブルース・リー」でも不可能です。
ブルースリーの超絶ヌンチャク卓球 まとめ
いかがでしたでしょうか。
ブルースリーが卓球をヌンチャクで?元卓球部が見た動画の真実
というタイトルで記事を書いてきましたが、
一般の方がこの動画を
「バカバカしい、フェイクだ!」
と断定できないのは映像を上手く作っていること(前半部分だけ)、そして、他でもない「ブルース・リー」がやっている!ということだと思います。
改めてブルース・リーの説得力恐るべし(;^_^A
というのが、この動画を見た元卓球部の見解となります。